大学院進学をお考えの方へ

こんな時、大学院に行ってみるタイミングかも?

学部生の皆様…

  • 学部で身に付けたことをもう少し深めて実践現場に出たい

保健師の皆様…

  • 目の前の仕事に追われる日々、今の仕事の仕方で大丈夫?
  • スキルアップしたい、マンネリ化を脱したい
  • PDCAを回す活動ってどうすればよいの?
  • 根拠に基づく活動をしてみたい

看護師の皆様…

  • 地域や職場をベースに実践する前に改めて勉強しておきたい
  • 改めて地域看護・公衆衛生看護を学びなおしてみたい

教育・研究職の皆様…

  • 自分の専門性を深めたい
  • 研究能力を高めたい、学位が必要

私たちが育てたい大学院生像

私たちはこんな大学院生を育てたいと考えています。

持続可能な地球社会の発展に貢献することができるよう、国際的な視点で考えることができ、公衆衛生看護活動の基盤となる理論構築やエビデンス構築ができる能力を持っている

(気づく)

  • 変化の激しい時代を読み、課題を解決するために必要な情報は何かを自分で考え、集め、分析し、統合することができる

(考える)

  • 既存の理論やう概念基盤、自分で研究したエビデンスに基づいて、最善のアウトカムをもたらすケア実践を考えることができる

(行動する)

  • 既存の理論や概念基盤、自分で研究したエビデンスに基づいて、最善のアウトカムをもたらすケア実践を関係者や関係機関と協働して実践することができる
  • 実践家からの相談に対して、コンサルテーションすることができる
  • 理論や概念基盤に基づいた最善のアウトカムをもたらすケア実践に向けた理論開発に取り組むことできる
  • 公衆衛生看護学の発展に寄与する研究を行い、世界に向けて発信できる

慶應義塾大学大学院のあるキャリアデザイン

学部卒業後や看護関連の実践後に、慶應義塾大学修士・博士課程へ進学することで、教育/研究活動、高度な公衆衛生・公衆衛生看護活動に導きます。

私たちが提供できること

最新の公衆衛生看護学を習得・追求できる基盤
公衆衛生看護の最新の情報を得られる環境を提供します。ゼミや研究会を定期開催し知識をアップデートしたり、多角的な視点を持てるように議論することを大切にしています。

実践・研究フィールドの提供
日常的に私たちが連携している実践フィールドの紹介や、学生の関心領域に応じた新たなフィールド開拓をサポートします。

充実した学習環境
学内の図書館は多くの資料だけでなく、親切で専門性の高い司書が揃っています。インターネット環境も充実しています。学生の事情に応じてオンラインでの講義や面談もできます。

経験豊富な教員による手厚い指導体制
豊富な実践および研究経験をもつスタッフが揃っています。また、学内外の教員との連携によりサポートします。

視野を広げる学際的な環境
公衆衛生は幅広い知識が必要です。総合大学であるため、他学部の講義を受講することができます。学生の関心領域に必要な知識を幅広く学ぶことができます。

グローバルなネットワーク
慶應大学は国外大学との交流を大切にしています。毎年、国外教員の講義を受講することができ、必要に応じて論文指導を受けることができます。

カリキュラム&受講体制

修士課程・博士課程共に、学生の関心に応じて多くの科目から選択できます。
ライフスタイルに合わせて修得計画は相談にのります。
研究指導はオンラインを活用して柔軟に対応しています。

充実したカリキュラムを用意しています。
詳細は以下のURLをご覧ください。
https://www.students.keio.ac.jp/sfc/class/registration/

導入科目 専門領域での効果的な学習・研究に備えて基礎を固めるための科目群
例)健康マネジメント概論  社会保障論
分析手法科目 専門領域を問わず合理的意思決定に求められる、エビデンスの分析および解釈に関する基礎理論と具体的手法を身につけるため科目群
例)基礎生物統計学 質的研究法 ヘルスアウトカム評価論
専門科目 専門領域における高度な知識と技能を修得するための科目群
例)公衆衛生看護学 公衆衛生看護活動方法論 公衆衛生看護活動評価論
インターンシップ
関連科目
実務教育と体系的講義との相乗効果や、インターンシップに備えての背景の理解や基礎知識の修得、インターンシップでの実務体験を通じて得た知識・知見の客観化・体系化のための科目群
例)健康都市デザイン論 健康ビジネス開発論 費用対効果評価演習
特別研究科目 修士論文およびそれに相当する研究成果としての課題研究論文を作成するための研究指導を受ける科目

 

卒業生&在校生のメッセージ

わたしは大学の実習をきっかけに、妊娠適齢期における男女が妊娠・出産等に関する知識(以下、妊孕性知識)についてあまり知識が普及してない現状があるのではと感じ、これらをテーマに研究を行いたいと思い、本学部公衆衛生看護学専攻に入学を決めました。
研究ははじめて取り組んで参りましたが、研究の手法からとても丁寧にご指導頂くことが出来ました。
また、自分がやりたいと考えているテーマを尊重して頂き、自分主体で先生方も一緒に学んでくださったことで、研究をより深められることが出来たと感じております。
そして、公衆衛生看護学専攻の授業では、政策評価や事業に関する立案・評価など、実践的な内容についてや、1つの課題から具体的にどういった目標を立て、実践していくかなど、大学で学んだことをより発展させることが出来る学びで、とても刺激的でした。ここでも自分自身が学びたい分野を尊重して頂き、とてもいい経験が出来たと感じております。
この2年間で、大学時代には身につけることが出来なかった実践的な思考や、より多角的な視点を身につけることが出来、とても充実した日々を送ることが出来ました。卒業後は行政保健師として働きますが、大学院で得たことを活かしていきたいと思います。
(学部卒業後修士課程に進学したAさん)

私は学部生の頃から在日外国人の健康課題について興味があり、卒業後臨床経験を通してよりその問題意識を持つようになりました。
また、病院の中からだけでなく、実際に人々が生活している地域の中での健康支援について興味があり、公衆衛生看護学分野で勉強することを決めました。入学後は、自分が何となくでしか感じられていなかった問題を明確にしていくことができ、それを解決するためにはどのような知見や研究が必要なのかについて考えることができるようになりました。このように、存在する問題を明確にし、理論や研究によるエビデンスを基に問題やその解決方法について考える能力は、今後自分の看護実践や保健活動を行う上で大きな力になると考えています。
また、さらなる研究力をつけたいと思い、現在博士課程進学を検討しているところです。
(病院で働いたのち修士課程に進学した本学卒のBさん)